更新履歴

▼をクリックすると更新された内容の冒頭部分がご覧になれますので、久しぶりのご訪問の方はこちらで未読・既読のご確認ができます

【  2011年07月  】 

未知の土地のガイドブック

雑記

2011.07.16 (Sat)

 瀧井朝世さんの『サイン・コサイン・偏愛レビュー』で、目を引くのは、舞台となる世界の地図はもちろん通貨や時間、距離の概念や単位といった、この世界の外枠に関する入念な解説が付けられていること。 と紹介されていたことから探し出した、『童話物語』(向山貴彦・著、宮山香里・絵/幻冬社文庫)について、ちょっと。 …実は、借りたはいいけど本編はほとんど読んでないんですよね…。 本編――というか物語(ストーリー)そ...

PageTop▲

第一章(4)

第一章

2011.07.16 (Sat)

東向きの窓の下に、木枠を張った寝台が置かれ、それに、古びた木の机と椅子が一脚だけ。一国の公子に与えられたにしては粗末な部屋だ。だが、どこも同じつくりなので、文句を言っても仕方がない。 床は石造りだが、ユディウスはそこへ、故国の、赤地に金糸の刺繍のある、厚い織物を敷いている。持ってきた当初は、中央の文様が擦り切れるまでこの部屋で過ごすことになろうとは、想像もしていなかった。 机の上には、昨日の夜遅く...

PageTop▲

第一章(3)

第一章

2011.07.09 (Sat)

「早朝のお散歩ですか、ユディウス公子? 優雅なものですね」 ユディウスが食堂へ入ろうとしたとき、上から声が降ってきた。 二階へ上がる大階段の踊り場で、手すりから身を乗り出すようにして、ひとりの青年とその取り巻きが、あまり品の良くない笑い顔を向けている。「あなたのお姿が見えないので、いったいどこへ行かれたのかと皆で噂していたのですよ。あなたの従者を問い詰めても、何も知らぬというし――ですがまあ、騒ぎに...

PageTop▲

第一章(2)

第一章

2011.07.03 (Sun)

ユディウスが洞窟から出てきたのは、まもなく夜も明けようというころであった。東の空が、黒から藍色、紫、そして橙へと変わり、ちぎれた雲がたなびいている。草木は朝露にしっとりと濡れ、彼の革の長靴をも濡らした。 洞窟のなかで光を放った魔法の水晶球はすでに光を失い、黒い上衣のポケットに入っている。 ユディウスはそれを右手で何の気なしにいじりながら、左手に嵌めた指輪を見つめていた。 指輪のあることを知ったのは...

PageTop▲

ようやく…

INFORMATION

2011.07.02 (Sat)

 本編(のごくごく一部)をupすることができました 思えば十年前、とんでもない誤用やら次の人へ丸投げなどで支離滅裂になりながらスタートしたリレー小説の成れの果て(?)が、コレなんだよなあ…。 でもって何で今の今までupできなかったかというと、十年経っても主人公クラスのフルネームが決まっていなかったからなんですよね… そもそもがリレー小説として始まったので、各国の主要キャラと国家の設定は各人が決めていて、...

PageTop▲

前月     2011年07月       翌月

更新履歴カレンダー

06 ≪│2011/07│≫ 08
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

月・日を選んでクリックすると
更新履歴が表示されます。