更新履歴

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【  2012年03月  】 

第一章(8)

第一章

2012.03.04 (Sun)

エドラスの手紙の内容は何なのだろう、とレッジェーロは考えた。 ユディウスの母ヴァーナはエドラスの姪、つまり宰相はユディウスの大伯父にあたる。もしかしたら、ユディウスのほうについて、前の主人ガイアスの遺言を無視し、彼を大公にしてくれるということだろうか――とはいえルシアンもガイアスの子であることに変わりはなく、主君に背くは大逆罪だ。庶子を排せずにいたエドラスが、ことここに至って自らの旗色を明らかにする...

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第一章(7)

第一章

2012.03.03 (Sat)

部屋の前には話の途中で中座したレッジェーロがひかえていた。 彼は、主のいつもの不機嫌を通り越した形相を認めると、黙ってそのまま立っていた。 長く仕えてきて、ユディウスの怒った姿は何度も見てきたが、これほどまでのは過去になかった。 そのユディウスが彼のほうを見ようともせず、「なかに入れ」と言ったので、レッジェーロは心底驚いた。 主について部屋に入ると、ユディウスは狭い室内をせわしなく行きつ戻りつして...

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第一章(6)

第一章

2012.03.03 (Sat)

ウルバインの耳にガイアス死亡の報が伝わるのとほぼ同じころ、ユディウスの許にもその報せは届いていた。 それを聞き、ユディウスは怒りで顔が蒼白になった。「――嫡子である私に、摂政になれとはどういうことだ!」 不運なことに、国からの使者はまだ若い男であった。ユディウスとも面識がない。激昂した彼を目にするのも、はじめてである。「そのようなことは例がない! 父上のご遺言だと?! 嘘も大概にしろ!」「ですから、あ...

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