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第十一章

第十一章(9)

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 驚愕と、そして多少の苛立ちから気を取りなおすと、ユディウスはすぐさま、仕事にとりかかった。
 まず領内の荘園に人別帳を出させ、耕作地と作付けの面積、産物と収穫高を調べあげた。
 荘園領主のなかにはろくに読み書きのできぬ者もいたから、これには地母神の神官たちが総出であたった。そのかげにはアンドールの、各神殿への拝み倒しがあったことは付け加えておくべきであろう。
「こたびのことは大仕事となるでしょうけれど――バロキアには私も前々から、少なからぬ興味を持っておりました。あの痩せた土地で何が育つのか。そもそも痩せているのは土地が悪いのか、耕作方法が悪いのか。自由に行き来できるのでしたらぜひ長いこと逗留してみたいと願っておりました。これまでは、種や土を少し、取り寄せるくらいでございましたから」
 何が楽しいのか、ユディウスには理解できぬ、夢見るような眼差しでアンドール。腕には各地からあがってきた報告書の束を、収穫したばかりの小麦の束のように大事そうに抱えている。ヴァラールの領地は比較的民度が高く、よく管理されていたが、バロキアは荘園の洗い出しから始めねばならなかったのだ。
「植えるのはちょっと待て――その前にすることがあるからな」
 次にユディウスは灌漑工事に着手した。
 痩せているといっても、手のほどこしようのない荒地ではないことが、地母神の神官たちや彼らの庇護を求める農民たちの訴えからわかった。
 だが、一大事業には、時期はもとより、人手も、何より金がかかる。バロキア領内だけではとてもまかないきれぬ。
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