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第十二章

第十二章(6)

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 かつては花形ともてはやされていた時代もあったのかもしれぬ、色白で、しかしいまではあごがふっくらとくくれ、豊満な肉体〔からだ〕に長いスカートと黒いレース編みのショールを巻きつけた女将はいかにも愛想よく小走りに駆け寄り、
「あらァ、近ごろとんとお見限りだったじゃァありませんか。ほかにひいきの娘〔こ〕でもできたのかと思ってたんですよ。……」 
 女将のせわしないおしゃべりに、ウルバインは微苦笑で応えた。
「そうそう、いい娘〔こ〕がおりますよ、あたらしく入った娘〔こ〕でね、キュリアの出ですよ。極上の羽根布団みたいな肌に赤んぼみたいなお尻、それにまだ生娘ときたもんだ」
「嘘つけ女将〔おかみ〕、おまえンとこにゃ羽根布団なんかあったためしが無いだろう」
「おまけにキュリアの生娘だって? 笑わせるない。それが本当なら豚も空を飛ぶね!」
 聞きつけた常連客からすかさず野次が飛ぶ。
「キュリアの出か……」
「――えーえ、あたしが男でないのと同じくらい、ホントですとも。とにかくあのさくらんぼみたいな唇をひと目見たらね、味見したくなることまちがいなし……」
「……いや、いい。いつもの娘を頼む」
 商売の好機を逃した女将は名残惜しげに奥へひっこむ。「ミィナ、お客だよッ!」壁が薄いので丸聞こえである。
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