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第十二章

第十二章(13)

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「……これっぽっちじゃ飢え死にしちまうだろうが。足りないんだったら金庫からでも財布からでもくすねてくりゃいいだろ。いるんだろ、金持ちの客が」
「……で、でもォ……金庫の鍵は女将さんが持ってて……」
(……女か)
 商家の女中が空巣の手引きでもしているのか。と思ったところで、
「つべこべ口答えしてンじゃねえよ!」突如男が激昂し、女の横面を張り飛ばした。
「おまえはおとなしく俺の言うことを聞いてりゃ、あとでいい思い――な、何だァ?!」
「女を殴るな」
 まるで猫の仔でもつかむようにウルバインが男の襟首を引っぱったので、男はあっけなくうしろにすっ転んだ。濡れた音がしたところをみると、また正体不明の水たまりか何かがあったようだ。
 男の持っていた鎧戸つきのランタンが落ちて割れ、なかの蝋燭が一瞬燃え上がり、消えた。
 倒れた男の手許がきらりと光るのを、ウルバインはとらえた。男の右手首を蹴飛ばす。短刀がでこぼこの石畳の上を跳ねていった。
 さすがに彼我の差はあきらかと悟ったのか。男はそれ以上手向かいせず、ぱっと身を起こし、闇のなかへと逃げ込んだ。
「大丈夫か?」
 ウルバインが女のほうへ向きなおった。
「――ミィナ?」
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