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第十二章

第十二章(14)

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「――何すんのよッ!」
 途端、ぱあんと小気味良い音が狭い路地に響き渡った。女が彼の頬を張ったのだ。
 精いっぱい背伸びをしなければ彼の頬に手の届かぬほどの小柄な娘に横っ面を殴られるとは思ってもいなかったウルバインは、さすがに避けることもできなかった。
「……ああン、ねェ、ちょっと待ってったら!」
 娘はそのまま彼には目も遣〔や〕らず、ふくらはぎがあらわになるほどスカートのすそをからげると、暗がりに消えた情夫を追って裏屋小路を駆けて行った。
「…………」
 あっけにとられ立ちつくす彼のうしろに、ふと人影がさした。
「……サイフェルトか」
「――陛下、お戻りを」
 闇にまぎれるかのごとき親衛騎士の黒い戎衣〔じゅうい〕をまとった副団長は言葉少なに頭を下げた。
「……どうやら豚は見つかったようだな」
「……陛下?」
「……何でもない」
 すでに東の空は白みはじめ、パン屋の起き出す気配がする。出ることはできても内〔なか〕へ入ることは容易でないため、竜の紋章入りの印章指輪を見せ門を開けさせることになるのだが、それすなわち皇帝陛下の夜遊び朝帰りが宰相はじめ多くの宮廷貴族に知られる運びとなるのであった。
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