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第十二章

第十二章(27)

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「太陽がその顔〔かんばせ〕を隠し、夏に母なる大河が凍り、蛙が降るのは、最高神〔ディトゥール〕の意に添わぬ者が玉座に座って居るからだと……おっと、むろん私の言ったことではありませんからな。彼奴らが勝手にそう言っているというだけのこと」
「不敬にもほどがある」と、貴族のひとり。
「しかしかような妄言を吐かれては、〈霧が丘〉が黙ってはおるまい」グラシャスが言った。前〔さき〕に「不敬」と口にした貴族がうなずく。
「それが彼奴らは自分たちこそ正統なディトゥール信者だと言って憚〔はばか〕らぬとか。〈霧が丘〉の神殿にのぼり、似非〔えせ〕神官どもを糾弾するのだと叫んでいる始末……。これは帝都に押しかけてくる日もそう遠くはないと思われますぞ」
「そのようなことになればとんだ迷惑だ」
 都市伯ティゼールが思いきり顔をしかめる。
「これ以上厄介ごとを持ち込まれるのはご免こうむる。万が一にでもその乞食坊主どもが都へやって来た日には、きっと三の郭に居座るのであろう? 〈狭霧〔さぎり〕の門〉か〈日車〔ひぐるま〕の門〉あたりに。先だってもあのあたりの掘っ立て小屋の撤去を宰相閣下から陛下に具申して頂いていたのだが、何やかやと未だ御裁定がないのだ」
「貴公の懸念ももっともだ、ティゼール卿」グラシャスがおだやかに言った。
「私とてなるたけ早く処理をしてしまいたいと考えて居る……あのようなみすぼらしい小屋掛けをそのままにしておいては火事のおそれもあろうし、物品の流れも滞〔とどこお〕ろう……。しかし、その与太者どもが大挙して都へ押し寄せてくるというのもまた焦眉の急であろう。私の耳にも少しは噂が入ってきておるのでな。――何と言ったかな、その集団は?」
「〈天の道教団〉とかいうそうですよ」
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