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雑記

創作と批評について

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先日、高校時代の友人と創作について交わした手紙を読み直す機会がありました。

 ものの見事にジャンルがバラバラ(笑)。
 友人は現代もの・ファンタジー・SF。
 キャラクターの平均年齢も低め(高校生~たぶん20代後半くらい?)。

 それにひきかえ私は、当時はミリタリー全盛期(笑)で、米軍ネタだのナチものばっかり書いていました。
 もちろん軍隊なので平均年齢高め(将校クラスだと23歳は超えてる…)。
 ファンタジーに心は残していましたが、私がファンタジー書くと絶対権謀術数になっちゃうんですよねえ(苦笑)。
 でも友人のはそういうドロドロしたモノではなく、もっと王道寄り。

 で、お互い遠慮会釈なく「私はあなたの好きな(書いてる)ジャンルにキョーミはないけど…」と言ってるんですね。

 そんな二人が何で創作友達なんてやっていられたのかというと、「ジャンルは違っても、うまくなりたい、もっと良い表現を見つけたい」という姿勢は一致していたからなんです(と手紙に書いてある)。

 …まあその友人とは創作以外のところでいろいろあって今は疎遠になっていますが、私の姿勢は今でも変わっていません。

 ジャンルはカンケーない! 創作(小説)が好きで向上心がある人ならみんな仲間!!

 …でも、「じゃあ批評し合いませんか?」ってお誘いになると、また話は違ってきてしまうんです…。

 大前提として、みんな自分の書いた話やキャラクターのことが大好き。それは当然。私だって例外ではありません。
 でなかったらどうして何時間も費やしてこんな話書いているのか(笑)。

 ところが、より上手になりたい、あるいは――あわよくば「面白かったです!」とか「感動しました!」と言ってもらえるかと期待して「批評してください」とお願いした結果、よほど気心の知れた友達でもなければ、望んだとおりの高評価が返ってくることなんてほとんどありません。

 ま、これも当然。
 だって小説の批評をお願する/されるくらいですから、相手はまがりなりにも小説を書いている人で、したがって、その人なりの審美眼や価値観を持っているわけですから、お眼鏡にかなわないこともあるわけです。

 で、そんなときに相手のほうからも、批評のお願いがあったとします。

 …これ、非常に難しい状況です。

 もし、自分の作品がボロクソに言われた後で相手に手厳しい評価をしようものなら報復合戦になりかねないし、相手が好評価なのにこちらが☆1つなんてつけたら単なる意地悪な奴と思われるだろうし、かといって相手と同等かそれ以上の評価を返したら、なんだかおもねってるみたいだし…。
 とか、考えちゃうんです。つい。

 でも、世の中には、「ふーん。」とか、「特に何も思わなかった。」みたいな感想しか出てこない作品だってあるんです。それこそ「好きなジャンルではない」とか(笑)。

 それはべつにあなたの作品のせいではないし、世界的名著でも絶対面白くないと言う人はいるし、どんなに低俗(と思える)作品にでも、ファンがいる(ことがある)。
 そもそも、小説なんてどーでもいいと思っている人だって一定数いると私は思っています。

 だから、批評をお願いするときはよくよく考えてしたほうがいいと思うんです。

 まず、「自分より実力があると思える人」であること。
 単に「小説を書いている」とか「小説が好き」なだけでは、たぶん、“難しい状況”に陥ってしまう(笑)。
 実力が上なら、厳しいことを言われても、ある程度納得はできますから。

 そして、腹が立っても「自分からは批評し返さないこと」
 たとえ、自分が見込んだ人の作品が、蓋を開けてみたら箸にも棒にもかからないものだったとしても、何を言っても後出しですから(笑)。

 あとは、「批評」ではなくて、「この作品を良くするためにはどうしたらいいですか?」と聞くことでしょうか。
 こうすれば、「悪いところ」を指摘されるのではなく、改善策を聞くことができます。
 大体、人間はあら捜しをするのは得意だし楽しい(笑)のですが、じゃあどうすればいいのか聞かれたときに明確に答えられる人は少ない(笑)。この質問に答えられる人は、あなたの作品に対してかなり思い入れを持ってくれている人でしょう――あるいは創作そのものに。

 ――え、それで、私は「批評」してもらっているのか、ですか?
 
 してもらっていません。
 先に「自分より実力が上の人に」と書きましたが、私より上手い人に、
「ヤッベー、このどこからつっこんでいいのかわからないモノ、どうやって評しよう…。あんまりキツく言って傷つけちゃったらマズいしなあ…」
 なんて余計な心配をさせるのは気の毒ですし(笑)。
注:プロの小説教室はこの限りではありません。想定はあくまで、リアルまたはネット上での創作仲間。

 「感想」も求めなくなりました。
 感想を言ってもらえるともちろんうれしいのですが、自分から求めるのって、なんか…不遜だなあとか思うようになりました(笑)。だって、それこそ「え、特に何も。」ってこともあるわけですし。

 そんなわけで、今日もまた(ほとんど)人と交わらずに、細々と創作をしている次第です。
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